働き続けていただくために、会社ができること

先日、情報共有や懇親を深める場として当グループの営業や技術の社員とお話をする機会がありました。

場とのコミュニケーション

このような場では、私から社員へ想いを直接伝えることを心がけています。また、現場の声を聞くことも大切にしており、そこで出た意見や要望には耳を傾け、できるだけ実現するように努めています。

現場から上がってくる改善案への具体的な実現に向け、意見や要望を3つに分けて回答するようにしています。

  1. すぐできること。これは担当に連絡をするなどしてすぐに改善
  2. 時間をかければできること。いつになればできるのか、いつまでにできるのか、期日を決めて対応
  3. 出来ないこと。会社で対応ができない場合は、なぜできないのか?を明確にして、説明する

そもそも、社員の皆さんが何のために働くのかと考えたときに、ベースとなるのは「生活を良くするため」ということです。そのベースの上に、どのようなキャリアをこれから積んでいくのかと考えます。

もし、この「生活を良くするため」の働く場で、会社を信頼できず、会社を辞めようと考えてしまう場合、そこには必ず会社に対しての要望や不満があるはずです。その理由を現場の声として、きちんと会社に伝えてほしいと私は思っています。

すべては、実現できないかも知れませんが、少しずつでも改善に向けて検討していくので、会社に対して提案していただきたいと考えています。

きやすい会社とは?

働きやすい会社を作っていくには、倫理(哲学)を大切にしなくてはいけないと考えています。なぜなら、入社してきた社員同士は、これまで全く係わり合いがなく、知らない人たちと一緒に仕事をします。そのような中、仲間と切磋琢磨しつつ、「心地よく」働くためには同じ倫理を大切にし、働きやすい環境の中、互いの信頼関係を構築することが大切だからです。

会社の中で、社員がやりがいを持って働けるという会社にするためには、会社は社員のものであるという意識を持ち、会社は社員の皆さん(現場)の声で変えられるという会社づくりを行っていきたいと思っています。

く働き続けていただくためのキャリアパス

当グループには、多くのITエンジニアが在籍しています。エンジニアは、40~50代からキャリアを積むことが難しいと言われていて、加えて病気なども重なると、仕事を辞めざるを得ない状況に直面してしまう場合もあります。

当グループでは、無知識未経験を採用し、教育・育成するモデルを大切にしていますが、経験のあるエンジニアには、その経験を伝授する立場になっていただきたいと思っています。

例えば、私たちのキャリアサポートチームは、技術者としての体験や経験を「人生の先輩」としてのアドバイスをすることが可能です。大切なのは、最先端の技術や、高いスキル力だけでなく、人間関係やライフイベントと仕事の両立など、人生の先輩だからサポートできることです。

キャリアサポート以外にも、当グループには、障害者総合支援法に基づく多機能型事業所であるアイエスエフネットベネフィットやアイエスエフネットライフなどがあり、多くの利用者や支援するスタッフがいます。

しかし、福祉の知識だけでは本当に現場で活躍できる就労訓練は難しいので、IT業界での現場の経験を活かした支援ができるのも私たちの強みです。

このように、年を重ねてもさまざまな場所で活躍できる場所を提供することで、皆さんに働き続けていただく会社作りを目指しています。

会社は、皆さんにとってお給料をもらい、キャリアを築いていく場所だけではありません。
皆さんにとって一番大切な会社の存在価値とは、「皆さんが困ったときにどうしてくれるのか」ということです。年をとったり、病気になったりすると、辞めさせるような働きかけをする会社が大半です。

当グループでは、社員が年をとったとき、困ったときに、どうやったら助けられるか、手を差し出していけるかを考えていける会社になっていきたいと私は考えています。

会社は、社員の協力があってこそ成長していけるので、今後もぜひ協力をお願いします。