「聴く」を力に。~現場の悩みを受け止める私たちが、コーチングを学ぶ理由~
皆さん、こんにちは。
YEC(※1)5期生の安念です。
(※1)YEC:“Young Executive Candidate(若手幹部候補制度)”の略で、35歳未満の社員を対象に選抜したアイエスエフネット独自の若手メンバー育成制度。
アイエスエフネットは1月に新年度を迎え、気づけば2月も半ばとなりました。
今期から新しい役割に挑戦している方も多い時期ではないでしょうか。
私は現在、社員フォロー担当や相談窓口として、日々社員の方のリアルな声に触れる業務を担っています。新年度という節目の時期は、キャリアの悩みや現場での人間関係など、多くの「本音」が寄せられるタイミングでもあります。
「今の自分で本当に大丈夫なのだろうか」
「次に目指すべき姿が、まだうまく描けない」
管理職という立場でなくとも、さまざまな環境の中で相談を受けるという場面は、誰にでもあると思います。
「真剣に相談してくれた相手に対して、うまく応えられなかったな」
「あの回答で正しかったのだろうか」
私自身も社員の皆さんと同様のモヤモヤを抱える中で、フォロー担当者として改めて学びを深めているのが「コーチング」という技術です。
日々の業務のほか、YEC勉強会などでもたびたびあがるこのテーマです。
まだまだ勉強中ではありますが、今回のブログでは、「コミュニケーション」を主業務とする私が日々意識しているポイントをいくつかご紹介します。

コーチング心構え編
「コーチング」において、何よりも重要なのは「心構え」です。
日々忙しい社員の皆さんにとって、周囲とのコミュニケーションはどうしても進捗確認や指示などの業務の延長線になりがちではないでしょうか。
誰かから相談を受けたとき、まず私たちには忘れてはいけない「心の準備」があります。
1.「伴走者」になる
コーチングの語源は、大切な人を目的地まで送り届ける「馬車(COACH)」にあります。
これは、私たちが答えを教える「先生」になるのではなく、相手が自ら行きたい未来へ向かうための「伴走者」である、ということを意味しています。
相談を受ける際、「自分が解決してあげなければ」という焦りを一度手放し、相手の歩幅に合わせるという心構えこそが、コーチングの第一歩なのだと学び、私自身も面談の前に意識するようにしています。
2.「味方マインド」から始まる信頼関係
私がフォロー担当になった際、最初に教わったことは「相手の味方になる」ことでした。
自分本位ではなく相手目線で傾聴すること、相手への興味関心を忘れないこと。
これが最も大切な心構えです。
・「安心感」を届ける
人は誰かに否定されたり、笑われたりする不安がある場所では、本来の力を発揮することができません。まずは「自分はあなたの味方である」というスタンスを示し、安心して話せる場を作ることが何よりも大切です。
・思い込みを脇に置く
最もシンプルで、かつ大切な技術は、こちらの先入観を捨てて問いかけることです。「きっとこうだろう」という想像は一旦脇に置き、「今の状況について、どう感じていますか?」と真っ白な気持ちで聞く。相手のアウトプットを助ける姿勢が、本当の意味で味方になることにつながります。
コーチング実践編
心構えが整ったら、次はそれを具体的にどう相手に届けるかという「実践」です。
コーチングの技術は、相手をコントロールするためのものではなく、あくまで「味方であること」を伝えるためのツールです。
私が普段の面談で特に意識しているものを3つご紹介します。
1.安心感を生む「オウム返し」
相手が話したキーワードをそのまま繰り返します。「最近、少し疲れていて……」と言われたら、「疲れているんですね」と返します。自分の解釈を入れずにまずは「そのまま認める」ことで、相手は「この人は自分の味方だ」と確信し、より深い本音を話しやすくなります。
2.「褒める」より「伝える」
コーチングにおける「承認」は、必ずしも褒めることではありません。相手の変化や事実に気づき、そのまま伝えることも大切な承認スキルです。
「今日はいつもより早く出社していましたね」
「話を聞いているときの表情が明るくなりましたね」
こうした小さな気づきを贈ることで、相手は「自分のことを見てくれている味方がいる」と確信し、前を向く勇気が湧いてきます。
3.「なぜ(Why)」を「何が(What)」に変える
相談を受けていると「自分ならこうするのにな」とつい解決策を提示したくなることがあります。しかし、こちらの答えを押し付けてしまうと、相手の求めているゴールとズレが生じ、結果的にモヤモヤが残ってしまうことがあります。
大切なのは、原因を問い詰めるのではなく「未来」に視点を向けることです。
「なぜできないの?(Why)」と聞くと、相手は責められているように感じてしまいます。そこで、問いかけの向きを未来や手段へと変えてみます。
「どのような状態であれば理想ですか?」
「そのためには、何(What)があれば一歩進めそうですか?」
脳には「質問されると答えを検索し始める」という性質があります。ポジティブな問いかけを投げることで、相手が自ら解決策を見つけ出すお手伝いをします。
私たちはあくまで伴走者です。
適切な問いかけを通じて、相手が自ら答えにたどり着けるようサポートすることで、対話の質は大きく変わっていきます。
最後に
コーチングスキルは筋トレに近いと私は思っています。
特別な場面で突然使えるようになるものではなく、意識して日頃から使うことで、コミュニケーションという目に見えないポータブルスキルの向上につながると思います。
ちょっとしたやり取りの中で「味方」として寄り添うコミュニケーションを積み重ねることは、仲間からの信頼度を高め、安心して意見を伝え合えるチームをつくり、ひいては社員の皆さん自身の未来の満足度を上げることにもつながっていくはずです。
アイエスエフネットにはさまざまな相談窓口がありますが、私たち担当者も日々、社員の皆さんの「味方」になれるよう尽力しています。
誰かを支えたいと思っている方にとって、本記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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※この記事は、公開時点の情報をもとに作成しています。

