平昌五輪を影で支えたアイエスエフネットグループ

皆さんこんにちは。ブログ更新担当のイリサワです。

韓国の平昌(ピョンチャン)で2018年2月9日に開幕した冬季五輪。そして3月9日に開幕するパラリンピック。日本選手の活躍もありスポーツニュースから目が離せない日が続いています。

そして、韓国ソウルには、アイエスエフネットの子会社ISFnet KOREAがあります。昨年、ISFnet KOREAのWebサイトのリニューアルを共同で進めたため、現地の担当者とはwebを活用して月に1回程度、定期的にミーティングを行っています。その打ち合わせの合間に開催中の五輪について聞いてみました。

韓国の東側の山間部に位置する平昌は、ISFnet KOREAのあるソウルから少し離れていることもあり、開幕直前までソウル市内では現地ほど盛り上がっていなかったそうです。しかし、1988年のソウル五輪以来二度目、冬季五輪としては待望の初開催となった今回の平昌五輪は、開幕してみると、韓国選手への応援ムードも高まり、韓国国内もかなり盛り上がっているとのことでした。

輪に向け整備された高速鉄道「KTX」

平昌は江原道(カンウォンド)の南部に位置し、日本の新潟と緯度が同じくらいで、冬は氷点下になるほど寒く、韓国内でも比較的積雪量の多い地域だそうです。

▲平昌は韓国の北東部に位置しています。

ソウルから平昌までの交通手段は、今まではほとんどが車で行くしかなく、約3時間ほどかかっていました。平昌までの道のりは険しい山々が並んだ地形のため、交通手段が課題でしたが、今回の五輪の成功と五輪後の活性化を目的に、江原道へのアクセスを改善する事業が推進されたそうです。

そして、2017年12月に運行を開始した韓国高速鉄道「KTX」の新車両を投入した新路線では、ソウル市内から五輪会場の最寄り駅の珍富(チンブ)や江陵(カンヌン)まで、約1時間30分ほどで行くことができるようになりました。KTXは最高速度250キロのスピードで、仁川(インチョン)国際空港やソウル市内から、多くの観戦客を運ぶ交通インフラとなっているそうです。

国高速鉄道KTXの通信インフラを担当

▲青と白のカラーリングの韓国高速鉄道KTX。

この新路線に導入されたKTX。ISFnet KOREAも運行開始に向けて通信インフラの導入を担当することになりました。車内での快適なネット環境を実現するため、Wi-Fi設備の設置と検証テストを実施しました。

このプロジェクトは、運行テストに同乗し、全線でネット環境が維持できるかの確認など、運行開始ギリギリまで検証を繰り返したそうです。運行を開始した現在、安定したネット環境を提供できており、影ながら平昌五輪をサポートしています。

ISFnet KOREAでこのプロジェクトを担当したメンバーに聞くと「大きなイベントに間接的ではありますが関わることができ、大変やりがいがあった」そうです。また「ネット環境はつながることが当たり前になっている今、平昌五輪に来た方が、その当たり前な環境により快適な移動時間を過ごしていただけることが嬉しい」とも。誰かのためになることに喜びを感じるマインドが韓国の社員にも浸透していることを感じることができました。

ISFnet KOREAとのコラボレーション

▲五輪期間中のISFnet KOREAの受付ではキャラクターがお出迎えしています

そんな韓国では、日本でエンジニアとして活躍することを目指している学生の方がいます
そのような学生を支援するため、2017年の4月に永進(ヨンジン)専門大学、ISFnet KOREA、アイエスエフネットの3者で協定を締結しました。これは、永進専門大学の学生の皆さまに、より実践的な職務経験や教育と育成の場を提供し、就労支援を行っていくために、相互が連携・協力して取り組むことを目的としたものです。次世代を担うグローバル人財の育成や人財交流をはじめ、私たちの大義である雇用創出につながるプロジェクトです。このように日本国内に限らず海外でも、雇用創出に貢献するために日々取り組んでいます。

この進行中のプロジェクトについても今後ブログでも紹介していきたいと思います。

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