多様な働き方に合わせた教育制度へ

こんにちは、広報担当の上沖です。

アイエスエフネットでは、今年の10月から新しい教育制度として、動画学習サービスの「Schoo(スクー)」を導入しました。今回は、Schooの導入に至った経緯などについて、技術本部で教育制度の拡充に取り組んでいる浜田さんにお話を伺いました。

き方に左右されない学ぶ環境づくりへ

上沖「本日は、よろしくお願いします。アイエスエフネットでは、今年の10月から新たに動画学習サービスのSchooを教育制度として導入されましたが、導入に至った経緯を教えてください!」

浜田さん「アイエスエフネットには、多くのエンジニアが在籍しています。そして、そのうちの約7~8割の社員がお客さま先に常駐しています。″ITエンジニア教育”ということを考えた時に、研修という形で教育を行うことに以前から難しさを感じていました。

そのため、学ぶ環境を選ばずにできる教育はないかということで、eラーニングを前々から検討していました。」

上沖「eラーニングは多くありますが、今回Schooに決めた理由な何だったのでしょうか。」

浜田さん「Schooに決めた理由は、さまざまな職種をカバーできる幅広いコンテンツが豊富だったからです。技術系のものだけに限定すればもっと他のeラーニングでも検討すべきものはあったのですが、Schooはビジネスマナーやマネジメントなど管理職種の方も利用しやすいコンテンツが豊富にあります。

実際にアイエスエフネットには、さまざまな業種に携わっている方も多いので、一人ひとりに合わせたコンテンツを提供できます。」

上沖「私も導入されてすぐにスマホで始めてみたのですが、確かにコンテンツも豊富で気になるものがあれば、すぐに視聴できるので、とても良いですね!ところで、そもそも教育面でアイエスエフネットが抱えている問題点やその背景とは何だったのでしょうか?」

浜田さん「教育の課題としては2点あって、まず1つ目は、アイエスエフネットは雇用創出に取り組んでおり、知識や経験がなくてもエンジニアを目指している方には門戸を広げています。そのため、ビジネスマナーや社会人教育がメインとなってしまう傾向にあり、エンジニア教育としての環境をなかなか用意することができずにいました。

もう一つは、入社後の教育期間が終了すると常駐するエンジニアも多く、その常駐先の環境によって、スキルが左右されてしまうという点です。そのために、社員が同じ条件のもと、エンジニアとしての初級から中級レベルまでのスキルの底上げにつなげられないかといったことが背景にあります。」

上沖「今回、実際に働いている社員だけでなく、育児・介護休業中の方なども利用できるようになっているので、お休み中でもスキルアップや自己啓発に取り組めるというメリットもありますね。」

浜田さん「そうですね。特にアイエスエフネットでは、全社員にiPhoneを貸与しているので、場所や時間に制限されず学習ができるので、その点ではあっているツールだと思っています。」

▲技術本部 技術開発部 部長 浜田さん

れからの時代を担うエンジニア教育とは

上沖「Schooの導入によって、ネットワークやLinuxの基礎スキルは学ぶことができると思いますが、中級から上級レベルの方に対しても有効なツールなのでしょうか?」

浜田さん「Schooはもともとコンシューマー向けのサービスなので、広く浅くといったコンテンツが多いこととIT系に関しては、開発向けのものが多いです。そのため、あくまで入り口の部分を学ぶものになります。

ネットワークやLinux、セキュリティ、クラウドなどに関しては、今後アイエスエフネット側から要望を出して、時代に合わせたコンテンツをより充実していただくように依頼を行っていきます。」

上沖「おすすめコンテンツなどがあった場合、社員の皆さんへご紹介したりするのでしょうか?」

浜田さん「現在、推奨しているものはおすすめコンテンツとして紹介しています。まだまだ課題もありますが、研修ツールとしてプランを組んでいくかは、検討中です。しかしながら、常駐されているエンジニアの方がより良く学べる環境にしていきたいと考えています。」

上沖「”働き方改革”という時代の流れの中、会社の教育のあり方という面でも変化しているのですね。」

浜田さん「多くのエンジニアを見てきた中で感じたこととして、全ての方がスペシャリストを目指しているのではなく、中には自分に合った仕事を長くやっていきたいという方もいます。また、自分のライフスタイルに合わせた働き方をしたいという方など、仕事に対する向き合い方はさまざまです。

IT業界ではそのような方向性の違いはあって当たり前だと思っています。そのため、全員がスペシャリストを目指すというわけではなく、ITエンジニアの職種によってそれぞれのニーズはあるのでコース分けは必要かなと思っています。

今後、スペシャリストを目指す方はエンジニアとしてのキャリアパスとポジションを考えていくという課題はありますが、そうではない人たちにも安定した働き方ができるよう資格取得支援など、より充実した環境を整えていきたいと思っています。」

浜田さん、ありがとうございました!

以前は、重い参考書を持ち歩いてちょっとした隙間時間で勉強するといったことをやっていましたが、今は、スマホがあればいつでもどこでも学べる時代になってきたんだなと改めて実感しました(特にIT関係の参考書って分厚いですよね・・・)。

新たな教育プランも検討中のことなので、またの機会にご紹介したいと思います。